• ホーム
  • 性器周辺にイボが確認できればコンジローマの可能性が高い

性器周辺にイボが確認できればコンジローマの可能性が高い

2019年09月26日
薬を飲む男性

性器やその周辺に出来るイボに心当たりがあれば、それはコンジローマの可能性があります。
男性女性問わずに陰部や肛門周辺に、特に痛みや痒みなどの特異的な自覚症状に乏しいイボが多発するのがコンジロームの特徴です。
原因はHPV(ヒトパピローマウィルス)感染によるもので、主に性交または感染粘膜の接触をともなう性向類似行為によるもので、性感染症の一種とされています。
原因となるHPVはDNAの塩基配列の違いに基づいて90種類以上のファミリーを形成する事が知られていますが、そのなかには皮膚がんや子宮頸がんを引き起こすリスクの高い種類も数種類含んでいます。
自覚症状に乏しいからと油断して、決して軽視してはいけない性感染症と言って間違い無いでしょう。

この病気で注意を払うべきなのは潜伏期間が3週間から8ヶ月、平均しても2.8ヶ月とイボが観察できるまでの期間が長くなる傾向が多い点にあります。
つまり性器や肛門周辺などに特段の異変をみせないので、感染の事実を知らない潜伏期間の間に、不特定多数の相手と性行為などに及び、感染範囲を拡大させていくリスクを抱えている点にあるのです。

治療では外科的治療として手術、イボに液体窒素を接触させる冷凍療法や電気メスで患部を焼ききる治療や、最近認可されたベルセルナクリームなどの治療メニューが用意されています。
手術による外科的治療は肉眼で確認できるイボを根治的に除去できる点で優れていますが、肉眼で確認できない患部を取り残すことで再発の恐れがあります。
液体窒素による冷凍療法は患部が広範囲に及ぶときには必ずしも効果的なアプローチとはいいきれないでしょう。
そして電気メスで陰部のコンジローマを焼く治療は、焼ききる際にウイルスを周囲の組織に撒き散らす特徴を持っているので、やはり再発のリスクは免れません。
ベルセルナクリームは患部のイボの状態によっては十分な治療効果を期待できない場合もあります。

イボができやすい部位を知っておこう

コンジローマは見た目的に患部を除去できたとしても、長い潜伏期間を有することから残存したHPVによる再発のリスクを考慮すると、3ヶ月程度の期間経過を待って慎重な経過観察を行なうことが推奨されています。
細胞診でHPV陰性が確認されて始めて治癒と判断されることになりますが、本人が治癒してもパートナーがHPVを保持している限り再発のリスクに常にさらされているので、パートナーも必ず専門医の診察を受け、イボや症状が観察されれば治療を行うことが必要です。
また母子でのコンジローマの垂直感染を予防する観点から、妊婦で発症すれば分娩までに治療を完了しておく必要があります。

コンジローマには確立された治療法が用意されているものの、適切な時期に治療を行わないと効果的なアプローチを取ることが困難となり、治療期間も長期化し身体的負担も大きくなります。
しかも一部のコンジローマの原因となるHPVでは子宮頸がんなどの高リスク郡が存在するので、早期発見が重要となります。
この点、コンジローマには良く出来る部位(好発部位)があるので日頃から気をつけておけば、異変を早期に発見し治療につなげることも可能です。
ただし男性と女性では性器に解剖学的に著しい特徴の違いがあるので注意が必要です。

男女共通して尿道口周辺や肛門の内側やその周辺に発症する傾向が見られます。
男性では、陰茎の亀頭部や冠状溝や包皮周辺や陰嚢部などに発生します。
これに対して女性では大陰唇や小陰唇、膣口入口の周辺に相当する膣前庭に発生する傾向がある訳です。
女性の場合は膣の内部などの目に見えない部分に出来てしまうと発見が遅れてしまうことがあります。
知らぬうちに症状が進行すると子宮頸がんに移行することがあるので、女性は特にコンジローマに注意を払う必要があります。

関連記事
ヘルペスの感染は再発しやすい

もしかしてヘルペスができたかもしれないと言う疑いがある場合には、なるべく早めに皮膚科に行って適切な治療薬を処方してもらいましょう。ヘルペスができると非常に心配になりますが、薬を利用することで完治を目指せる病気です。ただし、再発しやすいため新たな感染を防ぐための治療が重要です。完治するまで根気よく治療

2019年07月05日
飲み忘れに気をつければクラビットの効果が期待できる

クラビットは、感染症の原因となる細菌を殺菌する抗菌薬、いわゆる抗生物質です。細菌のDNAの複製を阻害することで、殺菌的に作用します。キノロン系をもとにして人工的に合成・発展させたニューキノロン系の薬です。ニューキノロン系の中でも抗菌力が高いことが特徴で、色々な細菌に有効なため難治性の感染症にも効果が

2019年07月02日
クラミジアに感染する10代は多い

クラミジアは非常に感染しやすい性病で、特に10代女子の感染率が高く、女子高生10人中1人がなっている可能性があります。クラミジア感染者と性行為をした場合、1回の性行為で50%が感染してしまうため、注意が必要です。クラミジアは自覚症状があまりないため、放置しがちです。放置してしまうと体の内部までクラミ

2019年06月30日