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膣トリコモナスかどうかはオリモノを見れば分かる

2019年08月04日
薬を持っている男性

女性のデリケートゾーンに不快な症状が現れる病気のひとつに膣トリコモナス症があります。
主に性交渉によって感染する病気ですが、それ以外にも下着やタオル、浴槽、便器などから感染する可能性もある病気です。

肉眼では確認が難しい小さな原虫が性器内で炎症を起こすことで発症する病気で、膣内に熱さを感じるような激しいかゆみがあり、外陰部が赤くただれてひりひりした感覚や、排尿時に痛みを感じるなどが代表的な症状です。

膣に激しいかゆみを感じる症状を起こす病気として膣トリコモナスとよく似た症状の膣カンジダ症があります。
膣トリコモナス症が寄生虫であるトリコモナス原虫が原因で感染するのに対し、膣カンジダ症は体内にいる常在菌の一種のカンジダ菌の異常増殖によって起こるものという点が違います。

また、膣トリコモナスと膣カンジダ症はそれぞれ特徴的なオリモノがあります。
膣トリコモナス症の場合は悪臭の強い泡状のオリモノが増えるのが特徴で、色は黄緑色がかったもので血性のオリモノが混じる事もあります。

それに対して膣カンジダ症の場合はヨーグルトやカッテージチーズのような白いカス状のオリモノが大量に出るのが特徴です。
膣トリコモナス症に感染するとオリモノが黄色っぽくなりはじめ、やがて泡状のオリモノから魚の腐敗臭のような強烈なにおいが発生するのが最大の特徴です。

膣カンジダ症の場合はカッテージチーズのような特徴的な大量のオリモノが分泌されるのですが、基本的にオリモノから強烈な臭いがすることはないので、比較的判断がしやすいと言われています。

トリコモナス症の感染経路は性行為からがメインで、コンドームをつけずに性交をすることで非常に高い確率で感染すると言われています。
そのため予防策としてはコンドームを使う事で感染を回避できる可能性が高まります。

性行為以外でも共同浴場やタオルから感染することもあります。
そして妊婦がトリコモナス症に感染した状態で出産すれば2~17%の割合で新生児に感染するとされています。

早めに判断して対策を取るべき

トリコモナス症と膣カンジダ症の判断に際してはオリモノを比べる事でその違いが判明しやすいのですが、陰部が過敏になって赤くただれたり、陰部に激しいかゆみが出るなどの症状が似ていることから判断を誤ると完治が遅れるばかりか症状が悪化することもあります。

例えばトリコモナス症の治療薬としてはトリコモナス原虫のDNAを攻撃して死滅させるメトロニダゾールを主成分とするフラジールやチニダゾールを使用します。
これに対してカンジダ症には原因菌であるカンジダ菌の細胞膜を破壊して死滅させるイミダゾール系の薬を治療に使用します。

ただし、トリコモナス症ではない人にフラジールを使用すると、薬の主成分であるメトロニダゾールの殺菌効果の為にカンジダ菌をはじめとする膣内の常在菌のバランスが崩れ、カンジダ菌が増殖するきっかけを作り、その結果カンジダ症を発症しやすくなる場合があります。

メトロニダゾールは強い殺菌作用がありますが、カンジダの原因となる真菌類には作用しないため副作用としてカンジダ菌の増殖が挙げられるものです。

膣トリコモナス症は陰部が過敏になり、膣カンジダ症のような強いかゆみや、排尿時の痛みなどの症状を示します。
カンジダ症とはオリモノの違いによって見分けやすいのですが、早めに専門の医療機関を受診して投薬治療を受ける必要があります。

診断には自覚症状の有無や膣分泌液の検査などが行われ、男性の場合は尿道からの膿の検査が行われます。
一般的にはイミダゾール系原虫薬を10日間程度投薬する治療が行われますが、投薬で自覚症状が消えても女性の場合は治療後の月経を迎えてから再度トリコモナスの検査を受けた方が、より安心だとされています。

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